関西弁といっても、地域ごとに特色があり、少しずつ口調は異なります
関西弁とは、関西の2府5県(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、三重)で使われている言葉です
◇大阪府 ≪~ねん、~へん、~やん≫
テンポが速く、勢いがあり、漫才の掛け合いのよう
◇京都府 ≪~しはる、~かぁ、~ひん≫
ゆったりとした口調で上品。なにごともオブラートに包んで表現
◇兵庫県 ≪~しとぉ、~しとん≫
大阪と京都の混ざった言い回しで。県内でもエリアによって口調が異なる
◇滋賀県 ≪いかい(大きい)、せんどする(疲れる)≫
やわらかい表現が多く、滋賀独特の言い回しがある
◇奈良県 ≪~やん 、~やよ≫
スピードがゆっくりで、穏やかな言い回し
◇和歌山県 ≪~よ、~ら、~ちゃる≫
敬語表現が少ない。ザ行とダ行を混同して発音する
◇三重県 ≪~やに≫
関西弁の特徴も見られ、名古屋弁が混ざったような方言
★代表的な関西弁(大阪弁・京都弁・神戸弁)の違い
◇「無理です」
・大阪弁だと「あかんねん」
・京都弁だと「あかんし」
・神戸弁だと「あかんで」
◇「何しているのですか?」
・大阪弁だと「何してんねん」
・京都弁だと「何してはる(はります)の」
・神戸弁だと「何しとん」
◇来ない」
・大阪弁だと「けーへん」
・京都弁だと「きーひん」
・神戸弁だと「こーへん」